須賀インターナショナル保育園 園長
アングリン 彩
ー横須賀インターナショナル保育園について教えて下さい
神奈川歯科大学と提携しているため、大学内にある保育園という珍しい立地です。
横須賀にはアメリカ海軍の基地があるので、アメリカ人の子どもが数多く通われています。
そういった背景もあり、当園は日本人の子どもは英語に触れ、アメリカ人の子どもは日本語に触れることができる双方向のバイリンガル環境になっています。
ときどきアメリカ人の子どもが「かーしーて」と言ったり、日本人の子どもが「いえす」とか「のー」と言ったり、言語の枠にとらわれず「相手と話すための言葉」を、子ども達はどんどん吸収して自分のものにしていきます。
その過程を見ているのは、とても面白いです。
ーとなると、やはり英語スキルは必須でしょうか?
いえ、必要ではないです。
アメリカ人の子ども達は日本語を吸収してどんどん分かるようになりますし、保護者もそれを望んでいる人が多いのが現状です。
保護者とのコミュニケーションは英語になりますが、日本語も英語も話せるバイリンガルスタッフが多いので、役割分担しています。
もちろん英語が使える保育士さんなら、ご自身のスキルを十分に活用できるとは思います。
ですが英語は必須スキルではありません。
実際に英語がまったく分からない保育士も大きな戦力として活躍しています。